宗派:曹洞宗
御本尊:釋迦牟尼如来
寺宝:植田孟縉墓(都指定旧跡) 大正十五年四月都文化財指定
文化七年(一八一〇)幕府より多摩・高麗・秩父三郡の地誌探索の命を受け「新遍武蔵風土記稿」七十二巻の編纂に従事する。
開山:少林寺第四世藍底盛悦大和尚
開基:八木源左衛門徳宝
開創年:天正十八年(一五九〇)
縁起
元亀年間(一五七〇~七二)甲斐武田家の客臣となった成田左兵衛康成は天正十年(一五八二)武田家が天目山に於いて滅亡の際、一子秀丸を譜代の臣八木源左衛門徳宝に託し、武田勝頼公に殉じた。源左衛門は遺児秀丸君を奉じて、武州東久保の地(八木宿)に隠れ住んだ。天正十八年(一五九〇)春、秀丸君病を得て卒する。源左衛門悲哀の余り自ら観世音像一体を刻み一宇を建立し福聚庵と名付けた。是が当山の濫觴である。寛永十六年(一六三九)少林寺第四世藍底盛悦大和尚を開山に拝請し山号を蟠龍山、寺号を宗徳寺とした。爾来、法燈彌か上に輝き、法運愈々繁昌。昭和三十九年国際オリンピック東京大会開催にあたり都市計画のもと八王子市発展に資するため寺域を八木町より現滝山の地に移転。本堂、庫裡等の再建は昭和四十八年までに一応完了した。
メモ
境内地には三峯大権現の分霊を祀り、火盗双除を祈祷し尊崇を集めている。
地図
JR、京王八王子駅よりバス三井台、戸吹サマーランド、拝島行「馬場谷戸」下車徒歩7分
バス「ヒヨドリトンネル」経由「天神前」下車徒歩2分