宗派:単立(禅宗系)
御本尊:本堂 釋迦牟尼佛
別院:大日如来胎蔵界
寺宝:十一面観音立像 六尺五寸樟一木彫 不動明王立像愛染明王青石塔婆板碑 市文化財指定
開基:少林寺第二世大室隣徹
開創年:慶長年間(1596~1614)
縁起
慶長年間(1596~1614)曹洞宗となった以前は禅東庵と称した。
戦災まで本尊は釋迦、文殊、普賢の三尊、外に十一面観世音(八王子二十八番札所)唐がらし地蔵尊、秋葉権現、薬師如来などを奉祀してあった。
唐がらし地蔵尊は全国三体の一であると称し、寛文11年(1671)8月24日の建立、古くから八王子名物の縁日に加えられ往時その祭典は頗る盛んなものであった。当寺が曹洞宗となったのは慶長年間で開山は少林寺第二世大室隣徹、示寂は元和3年(1617)3月18日である。
当寺歴住中第十七世中興大岳東海は明治44年3月23日の示寂で、当寺末寺東慶寺及び東福寺開山である。
当寺は明治30年4月の八王子大火災の折全焼、又昭和20年8月の戦火にも全焼。
戦災後いち早く仮本堂庫裡は再建されたが昭和36年10月鉄筋コンクリート造四階建、延べ六百八十坪の八王子ビルディングを建設その一部を当山法堂にあて、他を店舗、貸住宅とする新時代革新型の寺院建築が出現した。
その法堂を利用し結婚式(仏式)モダンバレエ、ピアノ、オルガン、日本人形、社交ダンス、剣道、空手、体操、絵画教室を設け老若男女に活用された。
又、ピアノ、舞踏、車人形等々の発表会により市民の文化活動が展開された。八王子ビル築後35年老朽化の為、全面解体しその跡地に木曾桧作銅板葺地上二階建の別院普門殿が平成11年6月に完成した。
特に庭園造成に力を注ぎ八王子名所といわれる明るくモダンな寺院として今後の活動が注目される。
年中行事
4月上旬釈尊降誕会前夜祭(花まつりイブ)は五十余年の伝統行事として盛大に開催、
現在坐禅会を毎週金曜日夜7時、日曜日朝6時、
モダンバレエ教室を毎週土曜日実施している。
地図
JR八王子駅より徒歩13分