宗派:天台宗
御本尊:不動明王
開山:良弁
開創年:建暦二年(一二一二)
縁起
当山は永徳三年(一三八三)東叡山の僧良弁師により開山(東大寺を建立した日本華厳宗第二祖とは年代が違うので同名異人であろう)の創立としている。慶安元年(一六四八)に徳川家光より御朱印十六石三斗を賜り、貞享年間(一六八四~八七)に中興したとしており、「新編武蔵風土記稿」は貞享三年四月に示寂された伝燈阿闍梨の名を挙げている。堂宇は火災に依り本堂等を全焼。明治二十七年に光了阿闍梨により一応の再建が成り、さらに昭和五十五年に境内を山の中腹に移し、先代二十二世光深大僧正により現在の伽藍に生まれ変わった。
メモ
馬頭観音堂天正年間のころ甲州武田家の家臣水島将監が当地に落ち延び農民となり、その子五郎兵衛が小さな持仏堂を建て馬頭観音を安置したのが創とある。その霊験譚が広まり「八王子三十三観音霊場」の第八番札所に選ばれた。札所本尊は当霊場の中で唯一の馬頭観音が祀られている。
年中行事
初 詣
四月 花まつり
七月 盂蘭盆施餓鬼会
八月 第三日曜 馬頭観音護摩供
十二月 除夜の鐘
地図
JR、京王八王子駅より西東京バスにて「森下」下車、徒歩5分