宗派:真言宗智山派
御本尊:不動明王
寺宝:奈良前期の銅造薬師如来倚像がある(重要美術品)。
現在八王子市資料館寄託中
開創年:文暦元年(1234)
縁起
草創は文暦元年(一二三四)と伝えられる当常光山観音院真覚寺は、多摩八十八ヶ所第七十一番札所である。
応永十八年(一四一一)相模国津久井城主長山修理亮忠好公の招請により京都醍醐報恩院より大僧正隆源和上が中興開山となり、観音堂を創建し、別当寺として真覚寺を起こしたことが、古文献や古棟札などにより明らかである。
爾来現住職は三十世である。
天正十九年(一五九一)十一月御朱印五石を賜り、以来寺運も盛んとなって、寛文十年(一六七〇)には観音堂を再建、万治三年(一六六〇)に鐘楼堂を建立した。
その後伝誉和上が中興となり、正徳三年(一七一三)に客殿、同四年(一七一四)本堂を再建し、一層の発展を遂げた。
天保年間(一八三〇~一八四三)には鐘楼堂の再建、嘉永年間(一八四八~一八五三)には現在の唐様式の本堂を建立し、ほぼ今日の伽藍の姿を整えた。
地図
京王線めじろ台駅下車、徒歩10分又は、バス京王八王子行横山中学前下車