新理事長挨拶

理事長就任にあたって

先行きが見えない不安が、地球全体を、またごく近い家族友人の間を侵食している現在にあって、仏教者が担っている役割は小さくないと確信します。特別なことが求められているとか果たすべきとかは考えません。

仏教の柱である「抜苦与楽」の愚直な実践を進めたく存じます。それこそが仏教者及び寺院の根幹を太くします。ただしそのための方法は時機に応じて更新され続けなければなりません。

幸い、八王子市仏教会加盟寺院の中にすでに、抜苦与楽へのさまざまな現代的展開が伺えます。それらを互いに学びつつ、自他の弾みへとつなげる役割が仏教会理事長なのだろうと受け止めております。

会員の皆さまのご協力を切にご期待申し上げますとともに、八王子市内の仏教者及び寺院の活動へのご注目を、衷心より念じあげます。

合掌